わたしの住んでいる東海地区で、今年の2月21日から「ぽっかぽか」の再放送が始まりました。
新聞のTV欄でそれに気づいたのは2日後で、1日に2話ずつの放送なので最初の4話を見逃してしまいましたが、その後はずっとビデオに録って楽しみに見ていました。
このドラマは3年ほど前、やはり再放送していた時に何気なく妻と二人で見ていた番組でした。もともとドラマはおろか、テレビ自体ほとんど見ない私ですが、それでもこの作品のあたたかい雰囲気がなぜかとても印象的だったのを覚えています。
今回、シリーズ最初となる「1」を見ているうちに、この作品の魅力にどっぷりと浸かってしまいました。
最初は「むかし見ていた懐かしいドラマ」程度の存在にしか受け止めていませんでしたが、次第に「これはすごい作品だ」と思わずうなるようになっていきました。
当時の我が家はまだ二人暮らしでしたが、今は子供がいます。それも今回このドラマに強く惹かれた原因のひとつかも知れません。間もなく2歳になる我が家の「あすかちゃん」(さすがに名前は違いますけど(^^;))と、一人娘の親という我々の状況はぴったり重なっています。
再放送の回が進むにつれ、原作の文庫本も読みたくなり、ついには絵本やCDまで探し出してしまいました。
そして、今はなんと言ってもInternetの存在です。きっとあるだろうと思った「ぽっかぽか」のホームページは、予想よりずっとたくさん見つかりました。さすがに古い作品なのでもうリンク切れで見られない所も多かったのですが、番組制作会社ケイファクトリーさんのサイトと、「ぽっかぽかけいじばん」で活発な書き込みが続いているのを見つけた時はとても嬉しかったです。
気が付いたら、わたしもついいろいろ書き込みをしていました。
でも、Internetは実は10年くらい前から使い続けているのですが、なんと掲示板に書き込みを行ったのはこれが初めてです。物書きをしているせいか、書き込む分量がどうしても多くなってしまいがちなので、ここは一つ、自分のウェブサイトを作ろう、と思い立ちました。
「ぽっかぽか.COM」は、仕事のページ、家族のページ(一般非公開)に続く、わたしにとっては3つ目のウェブサイトです。心理学・教育学に関心の高いわたしは、「ぽっかぽか」を見ていると、カウンセリングや交流分析など臨床心理の分野で扱われているトピックが、さりげなく盛り込まれているのに気づきました。
この作品にはシュタイナー教育の根本的な部分にも通じるものを感じますし、人間主義的心理学や、世に出回る一連の自己啓発書の類で書かれている「情緒的成熟」というキーワードを強く意識します。
以前からこれらのテーマで何か書いてみたかったので、「ぽっかぽか」の世界と組み合わせればきっと面白いだろう、と考えました。
いまはまだそのための原稿を書いている段階で、まだまだサイトとしては完成していませんが、「ぽっかぽか」をちょっと真面目な視点から語る、文章中心のサイトにしていきたいと思っています。
2000.3.22 「あたら(ハンドル名)」